仮想通貨って覚えていますか?研修医時代に受けた危険な投資話

医師になって5年目、資産運用をするに当たって、うますぎる話に騙されそうになったことが複数回あります。これからカモにされる先生が増えないように共有しておきます。

最も印象に残っているのは『仮想通貨』絡みの案件でした。

『仮想通貨』みなさん覚えていますか?今もありますが、、、、数年前に流行りました。

ついこの前、麻生副大臣が「仮想通貨は名前が怪しげなのでステイブルコインに変更しないか」というようなことがニュースになっておりました。実はまだまだこれから発展する可能性は大いに秘めておりますが、安全性の面からはまだ未熟な面がありますので世の中の浸透率は悪いです。どちらかというと負のイメージを持たれている方がまだまだ多いと思います。

私が受けた投資話は、仮想通貨がこれから日の目をみようとしていたまさにその時、仮想通貨で億万長者になる人が徐々に現れ始めたような時でした。

有名な話ではアメリカ人ラッパー『50cent』がCDの売り上げを仮想通貨にして放置していたら、その売り上げが爆上がりしたというニュースもありましたね。

※2014年にリリースしたアルバム「Animal Ambition」をビットコインで販売した結果、当時の報酬に現在の相場で700万ドル-850万ドル(約7.6億円-9.2億円)以上の価値が付いていることが明らかになった。50centは世界で初めて作品の対価をビットコインで受け取ったメジャー契約のアーティストとなり、当時の相場1BTC=662ドルで700ビットコインとなる約463000ドルの売上を得ていたことが報じられた。

私が、とある40代くらいの方から受けた話は

『これからビットコインは世の中の貨幣の中心になる。日本円やドルはそのうち撤廃されて、仮想通貨こそが国際通貨としての価値を確立することになるだろう。先生には仮想通貨の発展の一端を担って欲しく、店のレジの横に設置する仮想通貨を用いた支払い用の機械への投資をして欲しい。一口30万円から開始でき、150万円くらいを投資すると割のいい投資となる。その後先生が知り合いの先生に同様の投資を紹介してもらえれば、先生には報酬が芋づる式にどんどん入ってくることになる』

ざっくりこんな感じの話でした。

今でこそ、全く入る価値のない話だとわかりますが、当時の私は未熟であったため加入を真剣に考慮しておりました。(実際私の同期は加入してしまい、家族を巻き込んで投資を行ってしまいました。その後どうなったか今度聞いてみよう、、、)

実態は「架空の現実の上に成り立つマルチ商法であること」を理解するまでに時間がかかってしまいました。こういう投資の常套手段として

  • 夢広がる未来への不確定要素を大いにはらんでいる。
  • 社会的に未熟でこれから収入がどんどん上がり未来への期待を抱いている若手医師を狙う
  • 実態はマルチ商法だがそれをカモフラージュしている

結局私は優秀な友人の「ただのマルチ商法だからやめといたほうがいいよ」という一言に救われ、難を逃れました。(本当に感謝しております。ありがとう。)

巷ではよく無知な若手医師は格好のカモと言われておりますが、まさにそうなのだと学んだ一例でした。

投資には種類があります。

Low risk Low returnの物からHigh risk High returnのものまで様々です。

このブログでは少しでも安全性の高い方法で、満足のいく資産運用についてこれからも追い求め、実体験を元に共有できればと考えています。皆で、苦労して働いて得た自分の財産を守りつつ、着実に運用していきましょう!!!

本日は、3連直3連勤目です。まだまだこれから頑張ります。  Dr.F

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