不動産投資の実際 医者=カモは本当なのか?

 私の周りでも不動産投資の勧誘を受ける医師が増えてきました。一定の割合で耳にするワードが『大阪』というワードです。今回は自分への戒めも込めて実際のところ医師が行う不動産投資ってどうなの?というところを考えていきたいと思います。

 私が不動産投資に興味を持ったのは4年前くらいでしょうか。東京オリンピック開催も決まり、東京の不動産はすでに高騰していました。そんな中、大阪万博開催も決定し、大阪も盛り上がっていた時です。不動産投資を全く知らなかった私は何となく『医師のための不動産投資』的な本を手にとって読んでみました。

そこで漠然と不動産投資をすると節税ができ医師であれば割とやりやすい投資であること、ミドルリスク、ミドルリターンくらいの投資であることを知りました。買ってもいいけど当時は研修医中、あまりお金がないからとりあえずその時は保留にしていました。

その後ある仲のいい同期から不動産購入した話を聞きました。その当時は駆け出しの小児科医でした。彼に『今度不動産の担当者とご飯行くから一緒に行こう』と言われました。連れて行かれたのはファミリーレストラン、そこで私の不動産人生は大きく動き出しました。

 スーツを着た私より歳上の紳士的な男性と若いフレッシュな営業マン2人で『大阪の物件が東京の物件に勝る点、医師が不動産投資に向いている点、今後大阪は万博もあり都市としてもっともっと大きくなる可能性があること、先輩医師は実際不動産投資で大きな成果を出していること』について1−2時間話を聞きました。そこで私は購入を決断しました。私の不動産投資の始まりです。その当時の心境は、恐怖感はあまりなく、期待の方が大きくどちらかというと自分の人生最初の大きな買い物に胸を張りたい気持ちでした。

 それから1年、前回のブログで書いたように節税という面では一定の成果を出せたと思います。しかも優秀な営業マンのおかげで美味しい思いもたくさんできました。(ここで書いていいかわからないので詳細は予想してください、、

 不動産投資が順調に動き出していたかのように感じていた私に、私の担当FPが東京を中心に活躍している優秀な不動産営業の方と会ってほしいと言われました。そこで自分がいかに『カモ』にされていたか現実を突きつけられることになりました。そして大阪の不動産からの数年計画での撤退、東京を中心とした不動産購入にシフトすることを心に決めました。同時に自分には不動産に関する知識が大きく欠落していること、不動産営業を介さない不動産投資の方法もあることを知りました。

こうなったら大阪の不動産は少しでもプラスになるように売却し、東京の物件を中心に運用していった方が今はいいと考えています。 

 医師は本当にカモになります。カモになっても少しは得をできる可能性があるのが不動産投資のいい点であるかもしれません。不動産購入を今後検討されている方は、まずは複数人、複数店の不動産営業の人から話を聞くこと、その中から『出口(売る)を重視した不動産投資』をぜひ検討してほしいと思います。もし今現時点で不動産営業を受けていて不動産を始めようか悩んでいる人がいれば、その物件をその場で即断するのではなく、可能であれば不動産投資を実際に行っている医師以外の職業の人に聞いてみると言うのが重要です。(周りにいなければ私に聞いてもらっても構いません。複数人にコンサルトすることは可能です。)

いい不動産営業=『美味しい思い』をいっぱいさせてくれる人ではなく、投資に対する突き抜けた知識があり、突き抜けた実績があること、自分1人で不動産の入り口から出口までの管理ができる人です!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました