医師が億万長者になるための方法ー『となりの億万長者』を読んで

今回は若手医師の皆様に非常にお勧めの本です。
昨年の夏休み私はニューヨークに行きました。
なんの予定も立たずにニューヨークに1人で降りたった私はいきなりニューヨーカーにカツアゲに会いました。ヒップホップ調の身なりをした5人組に囲まれて、サイン入りCD2枚と引き換えに200ドルをとられたのです。そこで私は目を覚ましました。『ニューヨークでうかれた気分でうかうかと過ごしているとカモになる。これからは心だけは純粋なニューヨーカーとしてこの街に同化して過ごそう』と。
それからの1週間、大きなトラブルなく楽しい時間を過ごしました。本場のライオンキングを見て、エンターテイメントの持つ魅力を目に焼き付けましたし、ヤンキーススタジアムで屈強なメジャーリーガーに囲まれながら、なんとか渋い粘りの投球をしているマー君を見ることもできました。ニューヨーク、、本当にアメリカンドリームに包まれた魅力的な街だと思います。しかし、そんなニューヨーカーは身なりに関してはかなりカジュアル（それがまたカッコいいのですが）いわゆる、Tシャツにデニムにサンダルスタイルが多く、財布なんか持たずに携帯ケースに入ったクレジットカードで支払いを済ませていました。高級財布を普段使いで使ってる人はほぼ見かけませんでした。車に関しても使い古した日本車が本当に街の中心にゴロゴロあります。ニューヨークのど真ん中なので桁違いのお金持ちももちろんいるでしょうが、あまりこの人億万長者だと思う方には出会わなかった印象です。
今回紹介する『となりの億万長者』

はまさにそんなアメリカの現状をよく描いている本のような気がします。この本で紹介されている計算式
期待資産＝年齢×税引き前年間家計所得÷10-遺産相続額
まずはこのシンプルで非常にわかりやすい計算式と自分の資産を比べてみましょう。同じ年齢の人と比べて自分はどの位置にいるのかを考えることが大事です。ちなみに私はまだまだ大敗です、、

そして金持ちになる7つの法則も紹介されています。
1 彼らは収入よりはるかに低い支出で生活する。
2 彼らは資産形成のために時間、エネルギー、金を効率よく配分している
3 彼らはお金の心配をしないですむことの方が世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
4 彼らは社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
5 彼らの子供は経済的に独立している。
6 彼らはビジネスチャンスをつかむのが上手だ。
7 彼らはぴったりの職業を選んでいる。
これは医師の皆さんも１つでも多くを早い時期に達成しなければなりません。

医師になって少し年収が上がったからといって浮かれて支出をあげているといつまでたっても億万長者には近づけません。私もこのことに気づいたのは研修医2年目ごろでした。
そして資産形成のためにはそれなりの時間、エネルギーが必要なのです。医学しか勉強していないでいると、億万長者にはなれません。少しでも資産形成に対して勉強していきましょう。
子供との関係も重要ですね。そう言った意味では金融関係の教育ーこれからしっかりと子供に対してしていかないといけません。

今回は『となりの億万長者』という私の人生を変えたと言っても過言でない本を紹介させて頂きました。
結論から言うと億万長者になるためには
自分に合った職業で稼いで、節約して、金融知識を勉強して運用していくしかないのです。
あんなに辛い思いをした医学生時代、国試勉強をへてとった医師免許なのだから医師になった後は贅沢したい気持ちになるのは良くわかリます。私もたまにはRolex買おうかな、BMW買おうかななんて思います。たまの贅沢をするためにも稼いで、節約して、資産運用していきましょう！！