医師転職エージェントをご紹介します。

社会人の多くの人が経験する転職についてとある記事を見かけました。
クラウド・コンサルティング事業の「リスクモンスター」が転職事情に関するアンケートを公表しました。20−60代の社会人男女500人を対象に行ったアンケートでは56.6%、つまり2人に1人は転職を経験しているという結果になりました。

https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-8706/

この記事を読んでいる勤務医の皆さんも転職経験はあると思います。しかし自分の希望により自ら転職活動を行なって病院を移動している方は少数派なのではないでしょうか。

「最近、何となく疲れが溜まって医師という仕事に魅力を感じなくなったな。。」

「激務のせいで思い描いていた生活ができない。。」

「転職を考えたいけど、そんな時間もないし、方法もわからないし、相談できる相手もいない。。」

そんな悩みを抱えている医師の方は多いのではないでしょうか。

このブログでは実際に転職を経験した医師の体験も踏まえて、安心・気楽な転職を紹介できればと考えました。

今回の記事を通じて転職を自ら行う際に我々の強い味方になってくれる転職エージェントの紹介と実際に利用してみた感想を記していきたいと思います。

3人の勤務医の実態

とあるイメージとして3名の勤務医の例を紹介します。彼らは転職エージェントを利用してどんな未来を描いていくのでしょうか。
(①②はフィクションになりますご了承ください。)

40歳ハルカさんの場合

ご夫婦で勤務医をされているハルカさんに話を聞いてみましょう
①40歳ハルカさんの場合
近郊部の大学を卒業後にそのまま大学病院で研修・入局をしたハルカさん。飲み会・当直・研究に勤しみプライベートも仕事も謳歌していた20代。32歳になる年に勤務先の歳上の外科医のご主人とご結婚されました。結婚後まもなく妊娠・出産を迎え4人家族になりました。

「上の子どもが来年小学校に入学することになりました。地方の学校は学校が離れていることも多く、私立学校の近くに一軒家を購入する予定です。子供の送り迎えなんかは主人と交代に。。というのが理想ですが私の仕事になっています。主人と2人の時は外食が当たり前でしたが子供の食事バランスも考えると自炊にせざるを得ません。
今は18時頃に上がることが多く、自宅の近くの保育所に子どもを迎えに行くのは19時ギリギリ。

現在は医長、後期研修医と3人体制の職場で医長からは後期研修医の指導や、たまに勉強会の資料づくりも任されることも。

18時に上がる時に医長から『お子さんがいて仕方ないよぉー。お母さんは辛いねぇー。』と言われるのがかえって窮屈に感じるようになってきました。」

30代リョウさん

次に30代の男性医師に話を聞いてみました。
②30歳男性 リョウさんの場合

地方から出てきて、都内で一人暮らしをしています。サブスペシャリティーが決まっておらず、なんとなく決めた今の診療科に満足していない。若手のため転職が多く、慣れない職場での業務のため帰るのはいつも22時過ぎ。現在は大学病院でのローテーション中でお金が足りないので,週末はいつも当直バイトをしています。

プライベートに充てる時間がほとんどありません。帰り道に1人で学生時代と変わらず牛丼を食べ、寝て、また病院へ向かう毎日。
今の生活のどんなところに不満があるのか聞いてみました。
「1、2年で新たな職場に移るのは結構大変ですね。職場だけでなく住居も変わるのであまり大きな家具も買えないし。楽しみは少ないかなって感じます。下っ端で当直やオンコールも多いですから。同じ職場にしばらく勤めるようになれば変わるのかもしれませんが新しい職場に変わるのがストレスで、もっと気持ちの落ち着く職場はないかなーって考えちゃいます。」

2人の現状を分析

今の生活に少し不満のあるお二人に質問してみました。
「転職を検討したことはありますか?」

ハルカ「今の医局派遣には完全には納得していませんが、女性である私にもある程度理解してくれていると思うんですよ。今よりも待遇のいい職場なんかあるのかなって思うとわざわざ探そうとは思えないんですよね。」

リョウ「え?職場って医局から通達がくるじゃないですか。」

いやいや!お二人とも実際に利用したことないのに、決めつけるのは良くありませんよ!
筆者が体験したものを含め、転職エージェントをいくつか紹介します。騙されたと思って話だけでも聞いてください!

実際に転職経験のある筆者

③そんな筆者の場合。
リョウさんと良く似た30代の筆者は、内科ローテーション中です。
今年、非医療職の妻と結婚しました。研修病院で内科ローテーションに面白みを感じて入局。
病院が変わると週5回の1stオンコールが続き、日中の業務は常に睡眠不足。
しばらくは気合・根性でやり過ごしていましたが、まだまだ若手。治療方針に悩み深夜の病院で1人。方針に悩み上司に電話連絡した際に「これくらいは1人で対応できるようにならないとね」と言われ緊張の糸が切れてしまい、日頃の医学勉強や専門医のレポートの準備にも手がつかなくなってしまいました。

「この頃には次の勤め先の病院を医局から言い渡されていました。それでも今すぐに仕事を投げ出したいと感じていました。患者さんもいますから実際には休めませんでしたが、次の勤め先に初日行かない選択肢は何度も考えました。
献血のバイトなんかの日当を調べたりして、ツテのない状態でバイトだけで生活できないかなーなんて考えていました。」

そんな時、ふと学生時代にお世話になった先輩の顔が浮かびました。医局から離れ、美容皮膚科医へ転身した方でした。メッセージを送ってみるとすぐに連絡を返してくれました。

①週3−5回程度で勤務日数自由に選べる
②医局人事の病院での勤務を凌ぐ対応
③外来クリニックの選択肢もあり当直業務なし

という勤務をやっているそうです。

常識を覆されました。
初めて聞いた時は、こんな良い条件あるはずがないと信じていませんでした。

どうやって今の職場に行き着いたのか?
→ズバリ転職エージェントを利用したそうです。
早速、転職エージェントを利用し転職活動を開始しました。

転職エージェント紹介

転職エージェントとは

転職希望者と企業の間に立って、転職支援をサポートしてくれるサービスのことです。
転職活動をしようとすると
①職場の求人の検索
②履歴書企業との面談
③ 採用や給与面の相談
などがあります。列挙すると大したことなさそうですが

・ホームページには記載の無い「非公開求人」へのアクセス
・企業の担当採用へ電話・面談のためのアポイントメント
・履歴書の作成
・給与交渉
などがあります。
自分だけで行うのはキツくないですか??
第一候補だけではなく、複数の企業と面談する場合スケジュール管理は困難を極めます。
面談のスケジュール管理から給与交渉まで、エージェントが代行してくれます。

利用してみるとわかりますがとーっても便利です。
実際に筆者が利用してみたマイナビドクター、エムスリーキャリアについて記載していきます。

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マイナビDOCTOR

マイナビDOCTORは「マイナビ転職」「マイナビバイト」でおなじみの株式会社マイナビが運営しています。

マイナビでは医師をはじめ、看護師・薬剤師・コメディカル・介護職向けの転職支援サービスを運営し業界トップクラスの取引医療機関数を誇っています。
一般企業領域まですべてを網羅する転職支援サービスを展開しているからこそ多くの好条件求人を取り扱い、満足度に徹底的にこだわったサービスを展開しています。

マイナビDOCTORホームページから

筆者がはじめて利用したエージェントがマイナビDOCTORでした。
担当者が年齢や今までの経歴から丁寧に聴取してくれます。
・人生で何を重視するのか。
・今の働き方に足りていないこと
・今の働き方に満足していること
などを聞いてくれることで、自分の気持ちが整理でき、転職に求める条件を言語化できるようになりました。

美容皮膚の求人を探していましたが、私が人生求める条件を丁寧に聴取してくれたからこそ、内科としてキャリアを生かしながら勤務できる訪問診療の求人も提案いただきました。画一的な対応をせずに私にあった求人の提案を受けたのはマイナビDOCTORならではの対応だったと感じました。

また、採用が決まった数ヶ月後にマイナビDOCTORの担当者との面談があり、採用前にすり合わせた雇用条件と現在の待遇に相違がないか、勤務後に困ったことがないか確認してくれるアフターフォローがあるのもマイナビDOCTORの特徴です。

医師の転職、アルバイトならマイナビDOCTOR

エムスリーキャリアエージェント

次に利用したのはエムスリーキャリアエージェントです。


エムスリーキャリアエージェントは東証一部上場2社が運営する医師専門の転職支援サービスです。
親会社のエムスリー株式会社が運営する医療従事者向けポータルサイト「m3.com」では「29万人」の医療従事者が会員登録をしており、
登録医師への認知も高いサービスとなっています。(日本の医師免許保有者32万人)

・医師転職エージェント業界では圧倒的に知名度が高い
・医療機関との条件交渉力の強さ
・転職希望医師の登録者数8年連続1位とトップクラス
・利用者満足度96%!

エムスリーキャリアホームページから

上記に掲げる通り医師の中で親会社のエムスリーの名前を知らない方は少ないでしょう。
担当者の対応は非常に早く、半日以内に連絡をくれることがほとんどんで非常に安心感がありました。
条件にあった求人情報を毎週を送ってくれました。美容に限らず面談を通じて私の人柄から興味を持ちそうな求人(子供とも関われる診療など)を提案いただきました。

エムスリーキャリアには担当以外に診療科毎に専門の医療機関担当者がいるという点が特徴的です。
医療機関担当者は病院側の担当者と定期的に打ち合わせを行っており病院の内部事情に詳しく、病院側が求めている人物像や、新規医院開設の予定地などにも詳しく非常に参考になりました。
今後も利用するかもしれない転職エージェントだからこそ、病院事情にも詳しい医療機関担当者がいるエムスリーキャリアは、重要な選択肢の一つになるのではないでしょうか。

医師人生で後悔しない!医師転職ならエムスリーキャリア

今回の転職では利用し切れなかったエージェントも2つ紹介したいと思います。感想は述べられませんが、どちらも魅力的で次回の転職にはぜひ利用したいと考えています。

JMC

日本メディカルコネクション株式会社


JMC 日本メディカルコネクションは医師の人材紹介を通じて、日本の医療が抱える問題の解決に貢献することをミッションとしています。JMCは、医師の悩みを少しでも解決したいという思いから、「機械的なマッチング」ではなく登録の方一人一人と向き合い緊密な人間関係を築きながら人材コンサルティングを行っています。
JMCのエージェントは全員、このような意識を共有しマッチングを行っています。
一人一人の登録者と真剣に向き合う、「アナログなマッチング」を是非ご利用ください。
JMC日本メディカルコネクションホームページから

ホームページには、日本の転職業界を変えたいという「熱いメッセージ」で埋め尽くされています。
求職者を良く観察してくれるからこそ最適な求人を叶えてくれる、アナログでかつオーダーメイドなサービスを僕もぜひ利用してみたくなりました。

医師の転職求人情報ならJMC

ハルカさん・リョウさんの転職活動

さてさて、ハルカさん・リョウさんのお二人は転職エージェントを利用してどんな生活を手に入れたのでしょうか。

①クリニックを選んだハルカさん
オンコール・指導などで時間が読めない勤務は難しいと考えていたので外来診療中心の業務を選びました。都心から少し離れた地域ですので求人があるのか不安でしたが複数のクリニックの提案を受けてあるクリニックに決めました。
提案をもらったクリニックは全て、今より給与の高いところでした。決め手は同世代のママさん医師の勤務実績がある点でした。担当者さんが各社へ女性医師の勤務について聞いてくれたおかげで、ママさん医師の勤務実績があるクリニックでの勤務を開始できたので不安は少し和らぎました。医局から離れて勤務するのは、始めてみるまで不安でしたが、子どもたちとの時間も増えたのでいい選択だったと考えています。

②現状を分析。医局人事を続けることを選んだリョウさん。
話を聞くことで今の診療科での知識を活かして勤務できる選択肢をたくさんもらえました。クリニックでは外来診療が中心ですよね。自分にはあってないかなって感じました。手術好きなんだなーって改めて気付かされました。

クリニックだと今の給与の1.5倍くらい待遇のいいところもありました。
「なんだ、こんな高待遇でも俺を雇ってくれるとこあるんじゃん」って思うと、本当に辛かったらクリニックに行こうって感じました。

自分の市場価値を理解した上で、担当者さんと自己分析を重ねるうちに自分はやっぱり手技が好きなんだなーって実感できました。担当者さんには迷惑かけちゃいましたが医局での勤務を続けることにしました。
手術もできる病院の提案も受けたんですが、今の病院で専門医を取ってから転職しようとを考えています。

担当さんには「あと数年キャリアを積んでもらえれば、今の2倍の給与の求人もございますよ」って言われました笑。定期的にエージェントさんの話を聞いてみたいなって感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
そんなあなたへ質問してみます。
「転職を検討したことはありますか?」

ではまた。

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